この記事では、Civil3Dの作業開始時に行う測量点や道路主要点のプロット方法について解説しています。
Civil3Dでモデルを作る際に、線形の主要点などを先行して図面に落としておくと
あとの作業がスムーズに行えます。
今回は、測量点や主要点をプロットする方法を解説します。
[完成形]
目次
測量点や道路主要点をプロットする方法
線形計画を行う際に目安となるのが、主要点(BC,IP,EC)です。
それを最初に図面上に落とし込んでおきます。
ここでは、主要点の座標がすでに決定している場合を想定しています。
その手順を解説していきます。
STEP
Excelで座標一覧を作成します。
いきなりExcel作業ですが、一度に図面上にプロットしていきます。
ここでの座標の並びは、のちほど説明するPENZDの並びを使いたいので以下のようにします。
なお、実際のエクセルには一番上の行は不要です。
下の表は、例として構成しています。
P ポイント番号 | E 東経 | N 北緯 | Z 標高 | D 点情報 |
---|---|---|---|---|
1 | -48855.219 | -171701.109 | 0.0 | KE.4-1 |
2 | -48795.627 | -171555.551 | 0.0 | KE.4-2 |
3 | ||||
… |
STEP
入力したら、Excelデータを名前を付けて保存します。
ここで、ファイルの種類は「CSV(コンマ区切り).csv」を選択して保存します。
ここで、ファイルの種類は「CSV(コンマ区切り).csv」を選択して保存します。
STEP
Civil3D上で[挿入]→[読み込み]→[ファイルからポイント]を選択します。
STEP
選択されたファイルの【+】を選択し、先ほど保存したcsv形式のファイルを選択します(データ読み込みの際に当初は.txtになっているので.csvに変更します)
STEP
ポイントファイル形式を指定でPNEZD(カンマ区切り)を選択します。
選択するとプレビュー表示がされるので問題ない場合は、【OK】を選択します。
選択するとプレビュー表示がされるので問題ない場合は、【OK】を選択します。
※ポイントファイルの種類を選択したときにXYの並びが逆になる場合には、PNEZDではなく、PENZDの並びになっている可能性があります。
測量点の名称表示
まずは、プロットした測量点の名称の表示を確認します。
STEP
プロットされた測量点のどれか一つをクリックし、右クリックを押します。
STEP
ポイントグループプロパティを選択します。
STEP
ポイントラベルスタイルを〈なし〉→〈MLIT-ポイントラベルスタイル〉に変更します。
STEP
これで先ほど、プロットした点にラベル付けが設定できます。
まとめ
測量点のプロットする方法は、あらゆる場面で出てくると思います。
最初の座標一覧表の並びは、さまざまなパターンができるので自分の普段づかいと見比べながら、すぐに対応できるようにしておくとよいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました (*ᴗˬᴗ)⁾⁾